先日、健康診断をうけまして、『これはこれで、なんかの病気ではないかと』いう前回の不安がモロ大当たりな藤沢です。
健康かどうかはともかく(?)、痩せた痩せたと喜んでも、まだまだメタボなんだそうです・・・。
お医者さんに『寿命に関わって・・・』などと言われまして、その日よりキッパリと団子、杏仁豆腐、プリンと決別する誓いを立てまして・・・とはいえプリンは、なんとかならんもんかと思いつつも仕方ありません。『寿命』などと脅され(?)ますとあらがえませんよね・・・。
皆様も健康には、充分お気をつけ下さい。
さて、本題です。
今回は建築の話しです。(おお、まともな・・・)
皆様のおうちの壁はなんでできてます?漆喰や土壁・ジュラクや珪藻土などの塗り壁の方も多いでしょうし、クロス(壁紙)貼り仕上げのお宅も多いでしょう。では、クロスや珪藻土の下はなんでしょう?
そう、見えないですから解らないですよね。
◆一般的には、『石膏ボード』またの名を『プラスターボード』といいます。「石灰」じゃあございません、『石膏』です。骨折した時に使う『ギブス』ですね。本当は『ギプス』なんだそうですけど。これを板状にしたものですね。ほぼ畳の大きさにしたものを天井や壁に使います。
壁の場合、天井までの間に継ぎ目がでるのが嫌な場合、それより長いものが使われたりします。
で、なんで『石膏ボード』をつかうの?といいますと・・・まず、比較的に丈夫。火にも強い。そして何より安い。大工さんが切ったりはったりがしやすい。手に入れやすい。自然素材であるので安全、などなど。また、重さもあるので音を伝えにくいとか、再利用もできるのでエコだとも。とにかく優秀な素材なんです。
お客様に少しでも手に入れやすい住宅を、という建築業界の長年の要求と工夫のタマモノな素材ですね。(安物素材を探した!なんてわけじゃあ間違ってもありません。)
でも短所もあります。
まず粉状の結晶の塊ですから、モロい。角などが欠けやすいですし、衝撃で穴があいたりします。水に弱い。基本的に洪水や大水のようなもので、長時間大きく濡れますと、まずもう使えません。穴をあけたり、ネジを打ったりして何かを吊るすなんてことは基本的にはできません。なんせ粉の塊なんで・・・、ってもしかして、すでにしちゃってますでも大丈夫。
もし、何かつるしたいと言うのであれば、ホームセンターで『ボードアンカー』というのを買ってください。だいたいプラスチック製で安いものです。それを先に石膏ボードにねじ込んで下さい。その『アンカー』にある穴にネジや吊り金具をねじ込んで下さい。コレでかなりのものが固定可能になります。(すでに失敗した穴は石膏ボード用のパテか、コーキング材で埋めればOKです!)
うーん見にくいですね(汗)・・・。これは改めてブログに書きますね。まずは参考まで・・・。
《以下付け足しです。
(2015年6月)先日、とあるお客様から『天井にはボードアンカーが使えないって・・・』というお話しがありました。その時はワタクシ、テキトーな事を申したような・・・(汗)。
・・・で、調べたところこんなんありました!っていうか過去にワタクシ、マンションの原状回復の現場でよく見てましたコレ。
ネジ付きで回し込んだら、中で金属部が引きつけられてカサが開くというもので、かなり固定が強く重いものでもケッコウいけます。
天井もOK!壁付きのクーラーもOK!なかなかのツワモノです。
また、コレも取付かたも含めてブログに書きますね・・・では。》
◆さて、石膏ボードのほかに一般的な壁の下地材に『合板』があります。いわゆる『コンパネ』と呼ばれます。薄いものを『ベニヤ板』、厚手のものを『コンパネ』と思って頂いても、とりあえずはイイと思います。『プライウッド』などともいいまして、『プライ』が『層になっている』といった意味だそうです。ちなみに、『ベニヤ』とは各層の板(単板)の事ということです。私も今日まで知らなかったです。はい。
『コンパネ』はコンクリートの壁などをつくる時の型枠用の板という意味ですが、もとは木材ですから何に使わないといけないという事もなく、一般的な住宅などの下地材で多用されています。
良いところは、石膏ボードに比べ強度があります。構造材として大きな力に耐えるものもあります。衝撃などに強いですし、水につかっても石膏ボードよりは断然強いです(とはいえ板の層の間にある接着剤が剥がれますと格段に弱くなってしまいますので、湿気には注意が必要です)。
釘ネジなど打ち放題、フックをつけ放題です。アンカーのようなものは要りません。
ただ、石膏に比べると燃えやすいので、火のあるところの内装に制限があったりします。手に入れやすい素材ですが、石膏ボードに比べ少し高価になります。また、大工さんの加工も石膏ボードのようにカッターナイフでとはいきませんから、ノコでということで、少し手間がかかります。
ま、それらを考えて上手く使い分けて現代の住宅の壁はできていると言うわけなんですね。私も今日まで知らなかったです(?)はい。
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