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投稿日付

2014.10.11.(土)

タグ日常

『のちの月』って耳にしたもので・・・

お久しぶりのレスクの藤沢です。

勝手に休んで、すいませんでした・・・。

『後(のち)の月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。

・・・最近なんだか とにかくワケもなく腹が減る…。』

伊藤左千夫『野菊の墓』のデダシです(?)。

コピペなんですけど、すこし私の食欲が影響したものになってます・・・。

この、後の月って旧暦の9月の満月、このあいだの(新暦の)10月9日の月だそうです。

(あの赤い皆既月食の次の日だったんですねー。 知らんかったです。まー、うん。キレイでした・・・。)

つまり、あれですね、

夏の盛りが過ぎて仲秋の華やかな名月ではなく、少し冷え込みのある、寂しさを湛えた満月といったところでしょうかね。

そういう時におっさんが、フと昔を思い出す。

ああ、僕の初恋の人は野菊のような儚い人だった…、という感じの物語です。(私が言うと気持ち悪いですかね

nogiku

ぜひとも秋の夜長に、読んでみて下さい。比較的短編ですし、読みやすい。

いいですよー野菊と竜胆の切なく淡い思い。まずはハンカチのご用意を…。

竜胆

といいますのも、20年ほど昔、私が学生だったころ、少し悪ふざけのある深夜のTV番組で、この作品のコマーシャルフィルム的映像がありました。

不覚にも その本気の悪ふざけに、涙した思い出があります。

それ以来この物語が好きなんです。

この季節が過ぎるといよいよ冬

この時期を菊痩蟹肥というそうです。

菊が枯れてくると、カニがうまくなる季節。今年も食うぞっと。

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